青は奇跡
アヤちゃんとミホちゃんが委員会の仕事で呼ばれたので、久しぶりに1人で昼ご飯を食べることになった。
4月に同じクラスになった時はまだ「派手な人」という印象しかなく、委員会をやっている姿など想像もつかなかったのだが、実は2人とも中身は真面目だ。
アヤちゃんは保健委員で、ミホちゃんは美化委員だ。
大変な仕事も進んでこなしているとどこかで聞いたことがある。
今では後輩から絶大な信頼を寄せられているらしい。
期末テストも近いので、ご飯を食べたらすぐに図書館に入れるよう、図書館の近くで食べることにした。
階段を降りようとしたところで肩を叩かれた。
「千鶴」
「燦」
「おはよ」
「ふふっ、おはよう」
「今から昼飯?」
「うん。どうしたの?」
「こっち」
何も言わずに燦はどんどん進んでいく。
人の多い中庭を抜け、閑散とした旧校舎のよく分からない空き教室にたどりついた。