二度目の初恋
そんなヤツに勝てることはないかと思考を巡らせる日々が続いていたが、ある時ふと思い付いたのだ。

ヤツに無くて俺にだけあるもの。

それは...才能だった。

自分で言うのもナンだが、俺は天才気質で勉強はしなくてもある程度は出来るし、スポーツは全てそつなくこなせた。

俺は図画工作も家庭科も得意だったが、それらは不器用なヤツには努力だけでは賄いきれなかった。

俺はそれを見抜いて夏休み中必死に頑張った。

大好きなサッカーよりも様々なポスターコンクールや貯金箱コンクールへの出品作品を造ることに尽力した。

全てはゆいぼんに振り向いてもらうため、

ゆいぼんに誉めてもらうため、

ゆいぼんに笑ってもらうため、

俺はゆいぼんのためだけに頑張った。

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