treachery 裏切り
ボス!?、それに隣の彼、あの時の。「大丈夫ですか?」という言葉が脳内をリピートしている。

「どういうつもり?」

「どうも何も…杏菜?俺は傷ついた」

「こっちのセリフよ。なぜあなたがここにそれにボスまで」
私の目に写っている大輝は目の奥にも温かさが感じられないほどの冷ややかな目をしていた。

「まぁ随分と威勢が言い様で」
ボスは楽しんでいるかのように椅子に座り足を組んで見物している

プルルルル。ボスの携帯がなり
「はい、安藤?」

「はっ」
安藤!助けて。
彼は私の1個うえの先輩。彼なら助けてくれる。
「たすっけ!」
口を塞がれ上手く喋れない。

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