クールな彼のベタ惚れ事情
もう今日は諦めよう。
悲しいけれど、久我を待たせてしまうのも悪い。
そう思った私はこっそりスマホを開き、久我と連絡を取る。
すぐに彼から『わかった』と返事がきた。
楽しみで仕方がなかった分、その後の落ち込みはひどい。
結局それからあと30分ほど話があり、ようやく定例会が終了した。
「今日、早く終わると思ってたのに長かったね」
「……そうだね」
どうやら向井くんも早く追われると思っていたようで。
もしかして予定でもあったのだろうか。
「あ、そういえば冬休みに向けての……」
今日は家帰ってからなにしよう。
久我と一緒だって思っていた分、なにもすることがなくて暇になりそうだ。