その溺愛、重すぎます!〜甘い王子様の底なし愛〜
まずは互いに飲み物を頼む。
そのあと、ポップコーンをどうするべきか悩んでいると、ふと店員さんの視線が橘くんに向いていることに気がついた。
頬を緩めている店員さんは、きっと橘くんのかっこよさに見惚れているのだろう。
当たり前だ、橘くんは誰もが認めるほどのかっこいい人なのだから。
そう考えると、やっぱり自分なんかが橘くんの恋人で……と申し訳なくなる。
自信なんて初めからなかったけれど、マイナス思考に陥った私は俯いてしまう。
「姫野さん……?」
「は、はい」
「終わったよ、行こう」
「えっ……!?」
パッと顔を上げると、いつのまに注文を終えていたのか、橘くんの手にはポップコーンと飲み物が置かれたお盆のようなものを持っていて。
おどろきのあまり、一瞬頭が真っ白になる。
そのあとにようやく状況を理解した。