永遠、というものがあれば
観覧車に乗る人影もまばらで、



いつもは行列がつく、この名物スポットも今はただ終わりの時間を待っているようだった。



係の人が少し面倒臭そうに扉を開けると、私達は急ぐように飛び乗った。



走った体がほてっていたけど、ゴンドラの中は冷房が効いてて、少し寒いくらいだった。



簡単な観光アナウンスの後、後は静かなBGMが流れ始めた。
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