永遠、というものがあれば
そんな陽斗が愛おしくてたまらない。



どんどん好きになってくよ。



「陽斗、好きだよ?」



言わずにはいられない。



「俺も。」



それはちょうど観覧車てっぺんでのことで、



陽斗は、メガネをはずして私に少し長めのキスをしたんだ。



唇が離れると、



私達はしっかりと抱きしめ合った。



陽斗の肩越しに見える夜景は流れ出した私の涙で霞んで見えたけど、



あまりに綺麗で



そして美しくて、



私はこの景色を絶対に忘れないだろう、と思った。
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