永遠、というものがあれば
急いで向かったあるお店の前で私は乱れた息を少し整えてから、ドアを開ける。


名前を告げ、案内された席から…



「陽菜、遅いよ!」



「ごめんね。舞、カズくん」



あやまりながら私が席につくと同時に店員さんがオーダーを聞きにきた。



料理と飲み物の注文をするカズくんを横目に、



舞が私にこそこそと告げる。



「カズマさん、すごく心配してたよ」



うん、なんとなくわかるよ。
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