愛され妹っ。


「私は、捨てられたの?」



「そんな所ね。養子に出したわ」



「…どうして?」


「1歳の貴方は再婚相手を嫌っていた、由奈は好いていた。だから、再婚相手が貴方は可愛くないと言って、養子に出した。ただそれだけよ」


「…私を養子に出して後悔はしなかったんですか」


「ええ。後悔なんてなかったわ、今でもない。
ただそれだけ言いたかったから呼び出したのよ。でも、凄いわよね?私が捨てた貴方を、
養子として引き取ってくれた方が、私の再婚相手」


「…」


「だけど、由奈が本当の娘だから、貴方を娘だなんて思わない。
由奈はこの事情を知らない。言う必要もない。
だから、貴方も由奈には言う必要なんてないの」



「私も、貴方を母親だなんて思わないです」



その時、酷く今までされた事もない事が起こった。


パンッ…!

私は、継母に顔を叩かれたのだった。


「貴方、考えて物事を口に出しなさい」


「…」


「私に歯向かうとはいい度胸してるじゃない。
褒めてあげるわ。その代わり貴方と由奈は
全然違うから、由奈と同じだと思わないで」


ガチャ…

「あ、お義母さん、と、優樹菜?何してるの?」


リビングに入ってきたのは、遥くん。

「やぁねぇ、何してるのって話をしてただけよ。優樹菜ちゃん、可愛いわねって」


嘘つき。

叩かれた頬が、ジンジンする…
叩かれた頬に、自分の手をあてた。
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