その男、イケメンエリートにつき冷酷そして甘党
ロビンが出社し始めて三日が過ぎた頃、健太郎がロビンの仕事のサポートをしていると、舟からメールが入った。
“今日の午後のロビンのリモート面談の件なんだけど”
この日の午後に、ソフィアとロビンはビデオ通話を使って形式上の面談をする事になっていた。
多忙なソフィアがやっと時間が取れたらしい。
“ロビンの職歴の事を、容赦なく聞いてくるかもしれない
ソフィア自身はあまり気にしてないとは言ってるけど、でも、ロビンには忠告しておいた方がいいと思って。
ソフィアは隠されるのを好まない人間だから、聞かれたら正直に話した方がいい
全てをね”
健太郎は舟にお礼のメールを返信した。
了解しました、伝えておきますと。
でも、健太郎はロビンに何も伝えなかった。
それはロビンの問題であって、話したいと思えばロビンがちゃんと話すだろうし、話したくないのなら話す必要なんかない。
もし、それでこの職場で働けなくなるのなら、それなら新しい職場を探すだけの話だ。
健太郎は、ロビンの過去をどう扱っていいのか迷っていた。
でも、自分に出来る事は、ロビンの思うようにさせてあげたい。
触れられたくないのなら、触れない。ただそれだけだ。