その男、イケメンエリートにつき冷酷そして甘党


「はい…
私は、オーナーに何度も念を押しました。
契約期間終了という事で、全ての物や人間関係を捨てて再出発したつもりでいます。
それじゃ、ダメですか…?」


ロビンは泣きそうになるのをぐっと堪えた。
すると、画面に映るソフィアの表情に優しさが戻る。


「契約書を持っているのなら大丈夫でしょう。
それにあなたの表情から悪い事を企んでいるとは思えない。
その件は了承しました。

それと、明智君の事だけど」


「…はい」


ソフィアは少女のようにはにかんでこう言った。


「明智君の事を、誘惑しないでね…
彼はあなたをお姉さんみたいに慕ってるみたいだから」


ソフィアはそう言うと、ロビンにウィンクをした。
ロビンはクスッと笑った。
でも、心は複雑だった。曖昧な想いが宙ぶらりんになっている。


「それは大丈夫です」


ロビンはそう言ったけれど、その返事が嘘なのか本当なのか自分でもよく分からない。
そして、リモート面談は終了した。



ロビンが社長室から出て来ると、トオルがすぐにロビンを呼んだ。


「ロビン、今日は金曜日なのを知ってる?」


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