その男、イケメンエリートにつき冷酷そして甘党
ロビンが笑うのを堪えて頷くと、トオルはヒューと口笛を鳴らした。
「よし、じゃ、今日に決定。
ロビンの歓迎会をまだやってないし、今夜は、皆で飲みに行こう」
ロビンは飲みに行くという言葉に、少しだけ固まってしまった。
今、やっと夜の世界から抜け出せたばかりのロビンにとって、夜にお酒で楽しむ事が一番怖くて避けたい事だった。
でも、そんな事トオルさんに言えるわけがない。
健太郎はそんなロビンの異変に気付いていた。
ロビンのためにトオルに他の提案はないかと考えていると、謙人がロビンの肩を組んでトオルへ先に提案した。
「トオル、悪い。
実は、ロビンちゃんの金曜日の夜は俺が先約なんだ。
ずっと日本語の勉強ができてなかったから、今夜はちょっと残って勉強をする約束をしてたんだよな?
それに、トオルもジャスも金曜日の夜は早く帰りたいんだろ?
愛するワイフが家で待ってるんだから。
な?」
健太郎は誰も見ていないところで天井を仰いだ。
僕がするはずの事を謙人さんにやられてしまった…
なんて落ち込みながら。
「そっか…
ロビンはそれでいいの?」