【完】白坂くんの溺愛は危ないことだらけ
「い……いつまで撫でてるの……っ」
「あ、悪い。全然気が済まなかったから」
照れてる?なんて言いながら優しく撫でるその手に、心臓が激しく上下する。
「あの、さっき族……とか言ってたけど。暴走族のこと、だよね? また危ない人達に囲まれたり……してない?」
なんとか平然を装ってみようにも、白坂くんを前にしていると、ちっとも鼓動は落ち着かない……。
「してないよ? 待ち伏せされることはあるけど」
「……」
けろっと答える白坂くんに開いた口が塞がらない。
「ま、待ち伏せ………?」
「そう。卑怯だと思わない? しかもアイツら絶対ひとりで来ないしね。特に銀髪の男がしつこくて」
銀髪……。
いやいや、待ってよ白坂くん!!
「それ、かなり危ないよ……っ!」
「水瀬は何も心配しないで? 言ったろ? 何か起きたとしたら、俺が守るって」
「っ、」
今度は安心感を与えるような口調は、もっとズルい。