【完】白坂くんの溺愛は危ないことだらけ
「……っ、も、もう帰る!」
「家まで送る」
「ひとりで平気……っ」
白坂くんと一緒の方が危ないでしょ。
紳士的なことを言ってくれても、素直になれない私は涼太の言うように可愛げがない。
「ダメ。送らせて? もしなんかあったら危ないだろ?」
「平気だよ……家も近いしホントに大丈夫!」
「おい」
引いてはくれないであろう白坂くんから逃げるように、素直になれなかった私は走って正門を出た。
ホント、白坂くんってばすぐからかってくるんだから。
私は初めてだらけでパニック起きそうなのに!
中間テストも近いしもう少し身を引きしめないといけないな……。
このままじゃ点数も危なそうだし、と……そう思いながら歩いていると。
うわ……。
三人の男達が壁に寄りかかっているのが視界の隅に映り込んだ。