【完】白坂くんの溺愛は危ないことだらけ


「……っ、も、もう帰る!」

「家まで送る」

「ひとりで平気……っ」


白坂くんと一緒の方が危ないでしょ。

紳士的なことを言ってくれても、素直になれない私は涼太の言うように可愛げがない。



「ダメ。送らせて? もしなんかあったら危ないだろ?」


「平気だよ……家も近いしホントに大丈夫!」


「おい」


引いてはくれないであろう白坂くんから逃げるように、素直になれなかった私は走って正門を出た。



ホント、白坂くんってばすぐからかってくるんだから。


私は初めてだらけでパニック起きそうなのに!


中間テストも近いしもう少し身を引きしめないといけないな……。


このままじゃ点数も危なそうだし、と……そう思いながら歩いていると。



うわ……。

三人の男達が壁に寄りかかっているのが視界の隅に映り込んだ。

< 67 / 367 >

この作品をシェア

pagetop