【完】白坂くんの溺愛は危ないことだらけ
「そんで、今言ってたその惨劇を招く夜鷹は俺じゃなくて───」
白坂くんが殴られる……!と、思った直後。
「おい、何をしてる。お前ら」
白坂くんとは違う、低く尖った声が背後から飛んできた。
「え……鷹村?」
澪ちゃんが目を見張ったように見つめる先には、
「何をしてると聞いてるんだ」
放たれた気はとても常人ではなく、血が通っていないと思うほど、冷たい瞳をした鷹村くんがいた。
「た、た、鷹村………雅……!?」
銀髪男が顔面蒼白になり、たちまちわなわなと震え出した。
どうして、そんなに怯えているのだろう。
まるで決して遭遇してはいけない人間を目にしてしまったように。