エリート検事はウブな彼女に激しい独占愛を滾らせる
な……!? な、なんで、キス……!?
私はあまりの衝撃に、大きく目を見張って全身を硬直させる。そんな私を懐柔するように、津雲さんは何度も何度も、角度を変えキスを繰り返した。
「ん、あの、……んぅ」
話しかけようとするのに、甘いキスがそれを許さない。抵抗しようと持ち上げた両腕は呆気なく壁に縫い付けられ、もうされるがままになるしかなかった。
「つ、くも……さ……」
「そんな声で呼ぶな。止められなくなるだろう」
ガルルッと唸る代わりに、低くかすれた声でそうつぶやく津雲さん。
彼の纏うスパイシーな香水と、さっきまでお互いに飲んでいたワインの香りが混じった、独特の官能的な香りにあてられて、くらくらする。
ああ、こんなキス、何年振りだろう。甘くて、心地よくて……胸が痛いくらいに、きゅっと縮んで。息も心臓も、止まっちゃいそう……。
「……俺が」
ふと、一度唇を離した津雲さんが、息のかかる距離で話し始める。
「俺が自宅に女性を連れ込んでいたら、幻滅すると言っていたな」
「えっ? ……はい。言った……と思います。たぶん」