エリート検事はウブな彼女に激しい独占愛を滾らせる
フラフラしている津雲さんの体を支えながら、半開きになっている正面のドアに向かって歩いて行く。
広々とした室内は、手前がダイニングキッチン、奥に大きなソファやテレビの置かれたリビングスペースがあった。
そのソファまで彼を連れて行き、なんとか寝かせることに成功した。体格差があるので、玄関からここまで来るだけで結構な重労働だった。
でも、私の仕事はまだまだこれから。今夜は津雲さんを看病するためにここに来たんだから。
「なにか食べますか? 私、お料理はダメなので、飲み物とレトルトのお粥、ヨーグルト、ゼリーを買ってきました」
ドラッグストアの袋を覗きながら話すと、津雲さんはぼんやりした顔で「ヨーグルト」と答え、だるそうに上半身を起こした。
私はソファの前に跪いて座り、カップのふたを開ける。そして、もらってきたプラスチックのスプーンでひと口分のヨーグルトをすくって、彼の口もとへ運んだ。