先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~


今日は、お盆明けの教職員の懇親会。

夏休みに入ったとこだと、部活動の夏の大会が多いので、あえて、2学期の開始前にもってきてるらしい。
毎年この時期に、全職員を交えての懇親会があるのだとか。

今年は女性教師が3名入って、お酌にひっぱりだこだ。
市川先生はなんとかして伊奈先生の近くに行こうと必死だったけど、いろんなところから呼ばれ、むすっとした顔でお酌を繰り返していた。

伊奈先生は、どこにいるのか、宴もたけなわになってくると自席から消えていて、外でタバコでもふかしているに違いなかった。

もうひとりの女性教師、京極(きょうごく)先生は、市川先生とは真逆の人当たりのいい先生で、お偉いさん方のところで座り込んでお酌をしている。

わたしはといえば…
まぁ無難に、お世話になってる先生たちにお酌をしながら、席を適当に移動していた。

「彩実ちゃん。すっかり大智とより戻したの?」

瀬戸口さんとひさびさに会話をするような気がした。
大智が帰ってきてから、瀬戸口さんもあまりわたしに絡んでこなくなってたし…。

「なになに?二階堂先生の彼氏の話題?」

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