先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「おまえはおかんか。」

「え?」

「大丈夫だよ。一人暮らしどんだけ長くやってると思ってんだよ。そんくらいできるから心配すんな。」

「はい。」

「彩も…まだ病明けなんだから、はやく寝ろよ。栄養とってな。」

「はい。」

「じゃな。」

そして車に乗り込もうとした。

「あのっ!」

「ん?」

思わず呼び止めてしまった。

先生が振り向いた。
振り向いたんだけど…
2日前にうちに来たときとは先生は違っていた。

今日はなんだか…バリア…はってる…

わたしに心ん中…踏み込ませたくないってこと?

「いえ…なんでも…ないです…」

「そっか…じゃ…帰るわ。」

先生はバリアを張ったまま…車に乗り込み…帰っていった。

残されたわたし…も…ずっとそこに突っ立ってるわけにも行かず…


学校を後にした。


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