先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
俊哉さんはこの間会った時も言っていた。

『ほんとのことを言わないと…』

とか

『ケジメをつけないと…』

とか…。


えりなさんが何を隠してるっていうの?

「ウソなんて!ついてないわよ!」

えりなさんが顔を上げて俊哉さんを見た。
ゾッとした…。

鬼みたいだと思った。
こんな綺麗な人が…こんな顔になるなんて…
それほどのことが…

何があったのだろう…
この人に…

きっと何か…あったのに違いないのだ…


そのときだ…


「彩!」

カフェの入り口から声がして、わたしの心からスッと恐怖感が消えていった。

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