先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「姉さん。大丈夫?」
「大丈夫。つづけて。」
「襲ったその男は兄にボコボコにされて、この街にいられなくなって家族ともども出ていきました。けれど、その日を境に、兄は姉をひとりにしてしまった責任を自分におしつけ、なんでも姉のいうことを聞くようになりました。姉は精神的ショックで心がおかしくなり、毎日兄を責め立てるように…。自分はバレーもやめてしまって、うちにこもるようになってしまいました。毎日学校から帰ってくると、家の中に入るとすぐカギをかけて、さらに自分の部屋にもカギをかけてこもってしまうようになりました。
両親も多分どうしたらいいかわからなくなっていたのだと思います。母は仕事をしばらくやめて家におり、姉の心のケアをしていたはずです。
そのときには双子は中3になっていましたから受験があります。
姉は以前バレーの試合で見たことのある、亮平さんを昔から好きだったらしく、兄に亮平さんがバレー推薦で決まった高校を調べさせ、兄にもそこの推薦をとらせました。自分は勉強をがんばってその高校を受験し、見事合格しました。
そのころには姉のすべては、亮平さんになっていたんです。」
「大丈夫。つづけて。」
「襲ったその男は兄にボコボコにされて、この街にいられなくなって家族ともども出ていきました。けれど、その日を境に、兄は姉をひとりにしてしまった責任を自分におしつけ、なんでも姉のいうことを聞くようになりました。姉は精神的ショックで心がおかしくなり、毎日兄を責め立てるように…。自分はバレーもやめてしまって、うちにこもるようになってしまいました。毎日学校から帰ってくると、家の中に入るとすぐカギをかけて、さらに自分の部屋にもカギをかけてこもってしまうようになりました。
両親も多分どうしたらいいかわからなくなっていたのだと思います。母は仕事をしばらくやめて家におり、姉の心のケアをしていたはずです。
そのときには双子は中3になっていましたから受験があります。
姉は以前バレーの試合で見たことのある、亮平さんを昔から好きだったらしく、兄に亮平さんがバレー推薦で決まった高校を調べさせ、兄にもそこの推薦をとらせました。自分は勉強をがんばってその高校を受験し、見事合格しました。
そのころには姉のすべては、亮平さんになっていたんです。」