先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「ぼくたちの両親は共働きだったので、平日はぼくたち3人が協力して家事をしていました。
その日もいつも通り、姉が晩御飯の買い物に行き、兄が洗濯物をとりこんだりしていればよかったのですが、たまたま兄が『俺が買い物行ってきてやるよ。俊哉一緒に行こう。』と言い出したのです。
そしてぼくたちは家を空けてしまったのでした。

姉がひとりで洗濯物を取り込んでいたのですが、たまたま来た兄の友達が、いつも通りチャイムも鳴らさず、家も空いていたのでそのまま入ってきました。

そしてそこで…姉は…その男友達に…襲われしまったのです…。」

ウソ…

えりなさんを見ると、下を向いて、ちょっと息づかいが荒くなっている。
亮平くんは、目をギュっとつむって腕をくんでいた。

俊哉さんはえりなさんの手をとり、ぎゅっと握った。

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