先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「そ…」

瀬戸口さんはあっさりそういうとジントニックを1口飲んだ。

「じゃぁ。いいよね。俺たちがこうやって2人で飲んでても。」

「え?」

なんとなくその言葉の奥に何か他の意味があるような気がしてわたしは思わず、瀬戸口さんを見た。

「いや、なんでもないって。」

そしてニコッとキラースマイルを浮かべる。

その笑顔に何人もの女子が落ちてきたのをわたしは知ってる。

大学時代から常に女性の影が複数あるような人だった。
きっと今も何人か彼女はいるはず…

ただ…
友達や仲間を大事にする人だった…

「瀬戸口さん今日はありがとうございました。」

わたしは瀬戸口さんのほうを向かずに前を向いたまま言った。

「かわいい後輩のためだからさ。また飲みいこう。」

瀬戸口さんが今度はふつうに笑った。


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