先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
またわたしをじっと見つめる。

わたしは視線を合わせないようにしようとしつつ…
けれど、二度目はさすがに耐えられなかった…。

思わず伊奈先生のほうへ視線を合わせた。


そして、やめればよかったと後悔する…


やめて…
お願い…
そんな吸い込みそうな目で見ないで…

なんとか
わたしから目をそらそうとするけど、一度合わせた視線はそらせない…


どうしよう…
吸い込まれそう…


目をつむろうとした…そのときだ。

< 27 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop