先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
先生にのめり込んだ…

バレーしてるより…
先生と一緒にいたかった…

「おまえ。大学どうすんの?」

ある時先生がわたしを抱いたあと、タバコをふかしながら聞いたけれど…

わたしは…言った。

「大学ではバレーやらないよ。亮平くんと一緒にいたいもん。」

そしたら一瞬先生はキョトンとした顔をして…それで笑った。

「バッカだなー。俺なんて捨てちまえよ。」

そのときは…ただの冗談だと思ってた…

けど…10月になって…突然亮平くんが言った。

「彩、東名大学受けろ。指定校今ならいける。」

「は?東京じゃん?」

「あー。指定校の空きがそこしかねー。彩の成績から行くと上々の大学だろ?大丈夫だって。4年間だろ?たかが。」

そしてわたしは説得され…指定校で東名大学の文学部に合格した…


そして最後のバレーの大会…春高バレーへ向けての府予選は…最悪の結果に終わった。

わたしのバレー人生はあっけなく終わった…

けど…全然悔しくなくて…
はやく高校出て…先生と付き合ってるって堂々と言いたい…

そう思ってた…

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