先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「そんなのどーでもいいよ。どっちにしても彼女なんでしょ?彼女いるくせに昔振った女捕まえて何ほざいてんのよ!」

わたしの4年間の胸の奥のうやむやが全部堰を切ったように流れ出す。

「今更なによ!あのときわたしを捨てたくせに!何考えてんの?」

「ちがう…」

「ちがわないよ!わたしかどんな思いで4年間…過ごしたかわかってんの?!」

わたしは吐き捨てるように先生に向かって言い続けた。


「先生なんてね…」

先生はずっと海を見ていた。

「先生なんて…大っ嫌い!!」

わたしは人がいたら振り向くくらいの大声でそう言うと、屋上の扉を開け、その場を後にした。


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