先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「市村先生。帰りましょう。ここにいても仕方ないですし」

「え?ああ…」

放心状態の市村さんの肩にちょっと手を置いた。

練習の邪魔になる…

そして、体育館を出た。

「二階堂さんはいいよね。伊奈先生のクラスで。部活も同じだし…」

ショックの隠しきれない表情をしながらわたしの横を歩いてる。

「……」

そう思うなら勝手に思ってればいい。


わたしは何も答えず、渡り廊下の端までくると、

「お疲れ様。」

と車庫の方へ走った。

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