先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「もう…戻ってきたの?7月からだと思ってた。」

「もう明日から7月じゃん?」

「あ…そっか…」

プハッって大智が笑った。

「ってことはもう瀬戸口さんと一緒に住んでるんだ?」

「うん。そんなとこ。」

わたしの荷物を持ってくれたまま、わたしを上から下までながめた。

「彩実、太った?」

「は?!」

何言ってんの?逆にバレーの顧問し始めてから痩せたくらいなのに!

きっと顔がムッとしたにちがいない。
大智がまたプハッと笑った。

「うそうそ。綺麗になった。」

そしてクスクス笑う大智。

「大智こそ、アメリカで太ったんじゃない?」

ウソだ。大智は黒髪になってスマートになってた。
きっとできる商社マンなのだろう。

「は?」

大智はそれでも笑いながらわたしを見た。

「俺にそんな嫌味いうところを見ると元気そうじゃん。」

「大智もね。」

そして2人で笑った。

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