シャンプーくん









ガラガラ。






私は私の席に着く。






まだ誰もいない教室。
窓の外で新緑に茂る木が揺れて、
風が吹いていることが知らされる。






カバンを机の上に置いて、運良く私の席のそばにあるコンセントに充電器を差し込む。






今日もまた、アプリを開く。



『シャンプーくん』


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