チヤホヤされてますが童貞です
そして時は進み、寝支度をお互いに済ませ、迎えた就寝時間。

「じゃあ…そろそろ寝るね」

再び『何気ない仮面』を貼り付け、凛に眠る前の挨拶をしようとした時、

「待って…!」
「………ん?」

目を泳がせながら凛は引き止めてきた。不思議に思い、首を傾げて凛の顔を覗くと、更に凛は下を向いた。

「あっ綾斗に…癒されて欲しくて…!でも…どうやったら良いかとかわからないし……ものすごく悩んで………」

歯切れの悪い話し方に、羞恥心からか熱を帯びた頬。真剣に何か伝えようとしていると踏んだ綾斗は軽く身構えた。

「…こんなんで癒されないかもしれないけど……その…」


「……今日もお疲れ様…! 大好きだよ…!」


「っ……」

何か返さなきゃ、と綾斗が考えている最中、凛は『おやすみ』と告げて逃げるように部屋へ飛び込もうとした。

「…あっ…凛…!」

そうさせまいと綾斗は手首を掴み、向かい合わせて…

「……言い逃げはズルい…。」

そう言うと、腰に手を回して唇を重ねた。
頑なに触らないようにしていた綾斗からの久々のキスに、凛の身体の力は抜け、快楽欲しさに舌を絡めた。口蓋を舌先で突かれると同時に、ビクッと身を震わせる。

そんな凛の表情、反応、体の熱を感じると、張っていた理性の線が切れたような音が体内で反響した。

「…したい……。」

手首を引っ張って綾斗は自分の部屋に凛を連れて行く。ベッドに彼女を座らせると、否応なしに押し倒した。
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