レーセル帝国物語 皇帝陛下に見初められた侍女見習い
だからこそ,あの方のことをもっと知りたいと思うのはどうしてかしら?
「もしかして,これが……恋?」
両頬に手を当てて,わたしはまたポツリと呟く。でもその響きは,不思議なくらいしっくりきた。そうか,これが恋というものなのか……。
――と,一人で照れていると。
「イライザ?」
すぐ近くで,ごく最近聞いたばかりの男性の声がして,わたしはハッと我に返った。この声は,確か……。
「もしかして,レオン様……ですか?」
「ああ」
声のした方を向くと,頷きながら夕刻のお方――レオン様が微笑んでいた。
「隣りに座ってもいいだろうか?」
遠慮がちに訊ねる彼に,わたしは「どうぞ」と長椅子を勧める。
「ど……っ,どうなさったのですか?こんな時間に」
隣りに座ることを許したくせに,いざ隣に座られると緊張して話し方がぎこちなくなってしまう。
「もしかして,これが……恋?」
両頬に手を当てて,わたしはまたポツリと呟く。でもその響きは,不思議なくらいしっくりきた。そうか,これが恋というものなのか……。
――と,一人で照れていると。
「イライザ?」
すぐ近くで,ごく最近聞いたばかりの男性の声がして,わたしはハッと我に返った。この声は,確か……。
「もしかして,レオン様……ですか?」
「ああ」
声のした方を向くと,頷きながら夕刻のお方――レオン様が微笑んでいた。
「隣りに座ってもいいだろうか?」
遠慮がちに訊ねる彼に,わたしは「どうぞ」と長椅子を勧める。
「ど……っ,どうなさったのですか?こんな時間に」
隣りに座ることを許したくせに,いざ隣に座られると緊張して話し方がぎこちなくなってしまう。