私に恋する可能性



「それに、茂木が思ってるよりも
ひなたは俺のことかなり好きだよ」


そーだぞ

…

「はっ!?」


ちょっと待って、多岐くん今なんて言った?

私は?多岐くんのことが?かなり好き!?


いや、うん!そうだよ!

間違ってないけども!

それ、自分で言っちゃう?


蓮斗くんもすごい顔してるよ

パイナップルみたいな顔してる


「それと、俺もお前なんかより何倍もひなたのこと好きだから」


…っ


多岐くんが…あんまりにもさらりとそういうことを言うから


ときめくタイミングがうまく掴めないよ


「っ…」


…ううん、嘘


ずっとときめいてる


今も、顔が赤くなりすぎて必死になって隠すくらいに


「多岐くんが…好きって言うから」


「うん、ちゃんと言ってなくてごめん。好きだよひなた。かなり好き」


かなりってなん…なの


「ひなたは?」


わかってるんじゃないの?

さっき言ってじゃん


「俺のこと好き?」


…いやってほど言ってきたじゃんか



「大好きっ」


かすれた声でそう言った瞬間、ぐんっと強く引っ張られる


大好きな多岐くんの香り

< 259 / 270 >

この作品をシェア

pagetop