極道の彼は子持ちの私に溺愛する
と、色々詩衿さんと話している間にサッパリと律希の髪を切ってくれた。
「この髪質といい本当にそっくりね、桐生の遺伝子って怖すぎなんだけど。」
産んだ本人もビビったよね
確かにお腹に居てる時は、多少は似るのかなと考えたりはしていたけどまさかここまで似るなんて。
「だれかおそとにいる」
律希がそうジーッと窓の外をみつめていた。
そう言われ、私と詩衿さんも窓の方をみる
「うわっ!…まじでビックリした、令さんじゃん」
お店の自動ドアが開く音がして、その足音がそのままこちらに近づいてくる。
「すみません、仕事中に。てか、旦那相手にそんなに驚くことがありますか?」
3年前と何も変わっていない口調と雰囲気
間違えなく、耀生の右腕の令さんだ
「そして、お帰りなさい ももさん。随分と長期間の隠れんぼは楽しかったですか?…っと、子どもがいたのは流石に予想外の出来事だけど。」
ニコニコしながら、私がここに来ていることを知っているかのように話す令さん
少し人見知りをしているのか、律希は下を向いていた
「耀の予想は外れましたね、まさか男を作って子どもまで作っていたとは…ね」