極道の彼は子持ちの私に溺愛する
*
◇
39階の彼の部屋に着いた時初めて知ったが、この階は一部屋しかなかった
つまり、お隣さんという存在がいない
令さん曰く、下の階も誰も住んでいないらしい
「では、任務完了しましたのでここで失礼します」
ん?…ちょっ、えっ、は?!
待って、ここで令さん帰るの?!
「えっと、帰るんですか?」
「2人の方が話しやすいでしょう?あ、それとも律希君預かりましょうか?」
「…あの、私が少し落ち着くまで一緒にいててくれませんか?流石に耀生さんに会うのは緊張して、、」
「昔のあなたはそんなことなかったでしょう?」
昔の私は確かにこんなことはなかった
緊張して一緒にいてもらうとか、なかったのに
今は何でもダメな方向に考えてしまう
「…お願いします」
「分かりました、様子を見て律希君と一緒に部屋を出ますがよろしいですか?」