極道の彼は子持ちの私に溺愛する


友達がいて、親の私からしたら嬉しいが早々と友達のところに行かれるのは少し寂しい。親離れというものはこんなにも寂しいものだなんて思わなかった。

律希が生まれた日が昨日のように思える

初めての育児だし、
この子には父親がいない、

そして23歳という年齢で産んだので同級生には色々言われた。特に薬学部に通っていただけあって周りからの視線が厳しかった



「おはようございますー」

「ああ、ももちゃんおはよう」



私が勤めるのは、サクラ薬局というところで薬剤師3名と事務員2名が働く場所


サクラ薬局は隣にクリニックがある


そして今日金曜日は普段クリニックはやっているのだが、院長が学会の為休みらしい。


なのに、どうして出勤しているのか?


わかる人にはわかる “棚卸” と呼ばれるイベントだから



「あ〜、今回もだけど夜までかかりそうだな」



薬局長の宮嶋さんが溜息をついている。
この時期は本当にしんどい。

棚卸なんて好きな人はいない。


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