極道の彼は子持ちの私に溺愛する





「はい、行ってらっしゃい〜っ」



運転席の窓から手を振りながら私と耀生さんを見送る奏多さん。ここは律希の通う保育所

時刻は18時半前

お迎えも落ち着いてきた頃


玄関に入ったとき、みき先生が待っていた。



「おかえりなさい!律くんママ...とお父さまですね」

「すみません、今日も遅くなってしまって。彼が律希の父親です。」

「...ああ、初めまして律希の父親で桐生と申します。」



みき先生は察しがいいのか、少し目を見開いた。

ここら辺で桐生というのは珍しい。桐生と聞けば桐生組を思い浮かべるのが一般だと思う。



「律くんママ、律くん今お部屋でお絵描きして遊んでると思うんで顔を出してあげてください。...お父さんの方は少しだけお時間頂いてよろしいでしょうか?律くんのことで少しだけ面談させてください」

「...構わない。もも先に律希のとこ行っとけ。」



そう言われ、私だけ律希の待つお部屋に向かった。

お部屋には、別の先生がいて何人かのお迎え待ちの子どもたちがいた。

私が来たことに気づいた律希は椅子から立ち上がり私の元に走ってきた。



「まま!!!」

「律希、ただいま。今日も良い子にしてた?」



律希のお迎えに気づいた先生は私の方に来た。



「律くんママ、おかえりなさい。じゃあ、律くん帰りの準備しよっか。」

「うん!」

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