ネクタイに恋心

ショックで彼女の後ろ姿をじっと見ることしかできなかった。


その時気づいた。

彼女が角を曲がる瞬間、




彼女が泣いていることに



知らないうちに俺は走り出していた。


彼女のもとに。

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