愛執身ごもり婚~独占欲強めな御曹司にお見合い婚で奪われました~
「お部屋はここよ」
奥のお座敷の前で、母は足を止めた。
「あ、うん」
部屋まで取ってくれてたんだ。
でも、さっき遅めの朝食を食べたばかりだし、今の私はお刺身や天ぷらの会席料理をガッツリ食べれそうにない。
ゆっくりしていってってことなら実家の私の部屋でもよかったのに、と思いながら部屋の引き戸を開けると。
「菜緒!」
懐かしい顔ぶれが視界に入って、私は息を飲んだ。
「智美、由香! それに幸乃も……⁉」
予想外の光景に、思わず手のひらを口もとにあてる。
三人は席を立つと、私の元に駆け寄った。
智美、由香、幸乃は小学校からの同級生で、特に仲がよかった三人だ。
「久しぶり、菜緒」
「わー、月島だ!」
「ほんとだ、月島もいる!」
三人は口々に言うと、私よりも隣に立つ涼介さんに注目した。
「菜緒、月島と結婚したって本当だったんだ」
「信じられないー! おめでとう!」
「あ、ありがとう……」
智美に両手を捕まれ、ブンブンと上下に揺さぶられる。
みんなの晴れやかな笑顔がすごく眩しくて、私もとてもうれしいのだけれど、どうして三人がここに?
「ほんと、月島から連絡をもらったときは驚いたよ」
明るく話す智美の言葉を聞いて、私は涼介さんを見た。
「涼介さんが智美に連絡したの?」
「ああ。同窓会の出席は大事をとって見合わせるけど、できれば菜緒と仲がよかったみんなに個人的に会う機会を設けたいってね」
「そうだったんだ」
まさかこんな計画を企ててくれていたなんて、全然気づかなかった。
涼介さんが私のために企画してくれたんだ。すごくうれしいサプライズ。
「さあさあ、お飲み物かデザートをお持ちしますよ」
両手をパンと叩いた母が言う。
奥のお座敷の前で、母は足を止めた。
「あ、うん」
部屋まで取ってくれてたんだ。
でも、さっき遅めの朝食を食べたばかりだし、今の私はお刺身や天ぷらの会席料理をガッツリ食べれそうにない。
ゆっくりしていってってことなら実家の私の部屋でもよかったのに、と思いながら部屋の引き戸を開けると。
「菜緒!」
懐かしい顔ぶれが視界に入って、私は息を飲んだ。
「智美、由香! それに幸乃も……⁉」
予想外の光景に、思わず手のひらを口もとにあてる。
三人は席を立つと、私の元に駆け寄った。
智美、由香、幸乃は小学校からの同級生で、特に仲がよかった三人だ。
「久しぶり、菜緒」
「わー、月島だ!」
「ほんとだ、月島もいる!」
三人は口々に言うと、私よりも隣に立つ涼介さんに注目した。
「菜緒、月島と結婚したって本当だったんだ」
「信じられないー! おめでとう!」
「あ、ありがとう……」
智美に両手を捕まれ、ブンブンと上下に揺さぶられる。
みんなの晴れやかな笑顔がすごく眩しくて、私もとてもうれしいのだけれど、どうして三人がここに?
「ほんと、月島から連絡をもらったときは驚いたよ」
明るく話す智美の言葉を聞いて、私は涼介さんを見た。
「涼介さんが智美に連絡したの?」
「ああ。同窓会の出席は大事をとって見合わせるけど、できれば菜緒と仲がよかったみんなに個人的に会う機会を設けたいってね」
「そうだったんだ」
まさかこんな計画を企ててくれていたなんて、全然気づかなかった。
涼介さんが私のために企画してくれたんだ。すごくうれしいサプライズ。
「さあさあ、お飲み物かデザートをお持ちしますよ」
両手をパンと叩いた母が言う。