愛執身ごもり婚~独占欲強めな御曹司にお見合い婚で奪われました~
「気になって菜緒のお母さんに電話したんだよ。そしたら、銀行員の藤井さんが今夜予約が入ってるって聞いて。いても立ってもいられなくなってね」
「それで、来てくれたの?」
こくりと頷いた涼介さんの目は、澄んでいて曇りがない。
思えばいつも私を見る目は陰りなどないすっきりと晴れた真剣な眼差しだった。
私はなにを今まで、疑っていたんだろう。
『毛利さん、仕事続けるの?』
あれは続けてほしかったんじゃなくて、辞めてほしかったの?
ニコッと笑ったのは、無理していた作り笑顔だったの?
「私の方こそ、きちんと話さなくてごめんなさい。藤井さんのことは決して隠していたわけじゃないの。話す必要がないと思っていたからで」
「うん」
涼介さんが優しく頷く。
ただそれだけで心がすごく満たされて、なんだか感極まって泣きそうだった。
「それから私、これからはランチタイム専任にしようかって母に言われてて」
「ランチタイム専任?」
鼻声の私の言葉に、涼介さんの目が徐々に見開かれてゆく。
「時期はまだ未定で、ほかの仲居と勤務時間の折り合いをみてから決めるんだけど、今後は夜の勤務はなくなるから」
だから安心してね、と言い終わる前に、私の体はまるごと涼介さんに包み込まれていた。
「それで、来てくれたの?」
こくりと頷いた涼介さんの目は、澄んでいて曇りがない。
思えばいつも私を見る目は陰りなどないすっきりと晴れた真剣な眼差しだった。
私はなにを今まで、疑っていたんだろう。
『毛利さん、仕事続けるの?』
あれは続けてほしかったんじゃなくて、辞めてほしかったの?
ニコッと笑ったのは、無理していた作り笑顔だったの?
「私の方こそ、きちんと話さなくてごめんなさい。藤井さんのことは決して隠していたわけじゃないの。話す必要がないと思っていたからで」
「うん」
涼介さんが優しく頷く。
ただそれだけで心がすごく満たされて、なんだか感極まって泣きそうだった。
「それから私、これからはランチタイム専任にしようかって母に言われてて」
「ランチタイム専任?」
鼻声の私の言葉に、涼介さんの目が徐々に見開かれてゆく。
「時期はまだ未定で、ほかの仲居と勤務時間の折り合いをみてから決めるんだけど、今後は夜の勤務はなくなるから」
だから安心してね、と言い終わる前に、私の体はまるごと涼介さんに包み込まれていた。