愛執身ごもり婚~独占欲強めな御曹司にお見合い婚で奪われました~
「涼介さん、私の食べれるものに付き合わせちゃってごめんね」
あっさりしたものが食べたくて、夕飯は素麺と海苔巻きにした。
揚げ物や魚料理は自分が食べないとしても作っている時点で胸焼けがしてくるのだ。
「いや、俺はなんでもいいんだけど」
箸を置いた涼介さんは、神妙な顔で続けた。
「無理に作らなくていいんだよ。食べれそうなものをデリバリーしてもらったり、俺が仕事帰りに買って来てもいいし」
「ありがとう。どうしても作れそうになかったらお願いするね」
私はお冷をひと口飲み込んだ。
あまり食は進まなかったけれど、先生の注意を受けて水分はしっかり摂るように心がけた。
恐らく毛利亭で気分が悪くなったのも、暑さと寝不足、それに水分補給もままならなかったのが原因だと思う。
もうあんなふうにはならないように、しっかりしなきゃ。
支えてくれる周りの人たちのためにも、お腹の中で育ってゆく赤ちゃんのためにも。
涼介さんが手伝ってくれて、夕飯の片付けを終えたときだった。
「そういえば、まだ菜緒のお母さんには伝えてないよね?」
「そうだ、忘れてた。仕事もあるし、母には早めに伝えた方がいいかも」
テーブルに置いていた携帯を手に取ると、メールを受信していた。
「あ、智美だ」
携帯を操作すると、小学校からの同級生、風間智美(かざま ともみ)からだった。
「同窓会のお知らせ……?」
智美からのメールには、来月行われる小学校の同窓会の詳細が記されている。
「ねえ涼介さん、同窓会だって」
「ああ、そうみたいだね」
同じタイミングで涼介さんもメールを受信したのか、携帯を片手につぶやいた。
「来月かぁ、行けるかな。楽しみ!」
智美は大学を卒業してからお見合い結婚し、一児のママ。言わば私の先輩だ。
久しぶりに会って、いろいろ話を聞きたいな。
あっさりしたものが食べたくて、夕飯は素麺と海苔巻きにした。
揚げ物や魚料理は自分が食べないとしても作っている時点で胸焼けがしてくるのだ。
「いや、俺はなんでもいいんだけど」
箸を置いた涼介さんは、神妙な顔で続けた。
「無理に作らなくていいんだよ。食べれそうなものをデリバリーしてもらったり、俺が仕事帰りに買って来てもいいし」
「ありがとう。どうしても作れそうになかったらお願いするね」
私はお冷をひと口飲み込んだ。
あまり食は進まなかったけれど、先生の注意を受けて水分はしっかり摂るように心がけた。
恐らく毛利亭で気分が悪くなったのも、暑さと寝不足、それに水分補給もままならなかったのが原因だと思う。
もうあんなふうにはならないように、しっかりしなきゃ。
支えてくれる周りの人たちのためにも、お腹の中で育ってゆく赤ちゃんのためにも。
涼介さんが手伝ってくれて、夕飯の片付けを終えたときだった。
「そういえば、まだ菜緒のお母さんには伝えてないよね?」
「そうだ、忘れてた。仕事もあるし、母には早めに伝えた方がいいかも」
テーブルに置いていた携帯を手に取ると、メールを受信していた。
「あ、智美だ」
携帯を操作すると、小学校からの同級生、風間智美(かざま ともみ)からだった。
「同窓会のお知らせ……?」
智美からのメールには、来月行われる小学校の同窓会の詳細が記されている。
「ねえ涼介さん、同窓会だって」
「ああ、そうみたいだね」
同じタイミングで涼介さんもメールを受信したのか、携帯を片手につぶやいた。
「来月かぁ、行けるかな。楽しみ!」
智美は大学を卒業してからお見合い結婚し、一児のママ。言わば私の先輩だ。
久しぶりに会って、いろいろ話を聞きたいな。