流れ星に願いを…〜星空に流れる一粒の涙〜
あたしのどこかで

チクッ!と痛みが走った。





ちょっとだけ

瞳の奥が

あつくなった。




あたしは

無意識のうちに演じた。




この

まだ何者かわからない

痛みに。










仁の言葉に。







「彼女さんは天然でも

あたしは天然じゃなぁい。

しっかりしてるよん。」


動揺している事を

仁に知られたくなかった。

もし、知られてしまったら

何かが壊れるようで

怖かった。



あたしは

胸張って

仁の目の前に

Vサインした手を差し出して

威張って見せた。

それは

誰かがあたしに

乗り移ったかのように…




自分の意思とは関係なしに

瞬時に演じた自分を

自分で驚いた。

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