流れ星に願いを…〜星空に流れる一粒の涙〜
「ゆみちゃん、

まだ帰らないのぉ?」

お酒で頬を薄紅に染めて

大人の女を漂わす

花柄のチュニックを着た

祥子さんだ。

やたら、胸元が開いてて

女のあたしでも

自然に目がいってしまう。



「家が近いんで

みんな帰った後歩いて

帰ろうかなって思ってます。」


「そうなんだぁ。

気をつけてね。

あたしは代行きたから

先帰るねぇ。」



そう言うと後ろ向きで

手を振りながら

代行車に向かって

歩いて行った。



あたしはペコッとお辞儀した。


実際なんか

絡まれるんじゃないかと

ヒヤヒヤしてたから

安堵して

ふぅ~っとため息が出た。





それから一人、二人

帰って行き

見渡せば誰もいなくなった。







仁以外は。
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