流れ星に願いを…〜星空に流れる一粒の涙〜
お店から出ると

財布を握りしめたまま

「仁君、あたしが払うよ。

あたしが誘ったんだし

あたし年上なんだから。

いくらだったか教えて。」

必死に訴えた。

仁に払わせるなんて

出来ない。




仁は

「俺、女の人に

お金出させるの嫌なんです。

だから、財布しまって下さい。

俺、男ですから。」

なんてサラリと

ニッコニコの顔で言われたら

あたしは素直に

財布をしまうしかなかったよ。



「仁君、

ごちそうさまでした。」

ペコッとお辞儀した。
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