泡沫夢幻


「クリスマスは2人でどこでも行ってこい」

えぇっ!と声には出さないものの不満そうにこちらを見る陽菜に向け
んで、クリスマスイヴ、3人で食事会すればいいだろ。
と付け足す。


「「あぁ!その手があった!」」
2人して声をそろえて今世紀最大の発見でもしたというように声を上げる。

そんな2人を鼻で笑いながら朝用意しておいた1人分の食事を温める。

「さあお2人さん、そういうことだから早く仲直りして帰れ。
お前らの母さんに連絡はしておいたけどさすがに心配してるだろ」

仲良く手をつなぎながら家を出る2人の後ろ姿を見つめ、
安心したように微笑む。


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