寵愛紳士 ~今夜、献身的なエリート上司に迫られる~
「私は大丈夫です」
雪乃はなにがまずいのかよく分かっておらず、首をかしげならが笑顔で応えた。
「体つらくない?」
「つらくないです。初めてのときも覚悟してたんですけど平気でした。今も特になんともありません。きっと痛いって思ってたんですけど、どうしてでしょう……?」
「どうしてだろうね、相性とかかな」
真面目に話し合った後、ふたりは相性がよいという結論に恥ずかしくなって赤面した。
「あ、あ、相性とか、あるんですね」
「うん。多分、けっこう、いいんだと思う。俺もよかったから」
(なに言ってるんだ、俺)
体の相性がよいと口走ってみると、その感覚がよみがえる。
(でも実際、かなりよかった……)
体が覚えている。晴久は今夜も絶対に我慢できないとあきらめ、もう一度雪乃に許しを乞う視線を向けた。