寵愛紳士 ~今夜、献身的なエリート上司に迫られる~
「でも最近、私が課長に告白したのを知ってからすごく余所余所しいですよね! あれやめてくれませんか! 私、細川さんに距離を置かれたくありません!」
雪乃は晴久に告白されたときと同じくらいに顔が熱くなり、「えっえっ」と慌て出す。
終始睨み付けてくる生意気な岩瀬だが、それ以上に懇願する目を向け、気難しい猫のように拗ねていた。
雪乃は後輩の意外すぎる本音に思わずキュンとする。
「……ごめんなさい。後ろめたい気持ちがあってあまり話せなくなってしまって。これからはたくさん話しましょう。ね。岩瀬さん」
「……ううぅ、お願いします」
相変わらずグスグスとベソをかいている岩瀬がかわいくなり、ショートカットの髪をポンポンと撫でた。