初恋ラプソディ
その日は、家族で祝勝会を兼ねて外食をして帰った。

明日から、またいつもの日常が始まる。


翌日、奏者さんからいつものようにメッセージが届いていた。

『以前話していた好きな女の子に告白
しました。
無事、僕の初恋は成就しました。
Beautiful_Soundさんも頑張って
ください。』

私も返信をする。

『おめでとうございます。
良かったですね。
実は私も伝えました。
ダメ元でしたが、私も想いが届きました。
お互い、Happy で良かったです。』

良かった。

奏者さんも想いが届いて。



私は、週末2日間の疲れを癒せないまま平日をなんとか乗り切り、土曜を迎えた。

今日は、私の家じゃなくて、奏先輩の家に呼ばれている。

奏先輩のお母さんが是非っておっしゃってくださってるらしい。

私は部活の後、自転車で奏先輩と一緒に向かう。

奏先輩の家は、とても広い敷地に、おじいさんたちが住む母屋と、奏先輩たちが住む離れが建っていた。

私は離れに通され、奏先輩の部屋に案内された。


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