七色
 トンネルをひとつ抜けて暫くすると、窓の向こう側の景色がビルから緑へと変わる。

 優月くんは僕の話すことひとつひとつを真剣に聞いて、驚いたり、笑ったりした。彼にとっては、自分と似た人間かそうじゃないのか、なんてことはどうでもいいらしい。三崎口駅に到着するまでは本当にあっという間だった。
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