激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
くたくたで裸のまま眠っていた私は、すぐ近くにあった太一さんのシャツを羽織ってリビングに行き、すぐさま電話をかけた。


『もしもし、重森? 早いな』


よかった。西田さんが出てくれた。


「西田さん。昨日あのあとお客さんが来て、赤いバラが百八本売れたんです。仕入れておいていただけませんか?」

『おぉ、了解。百八本って……プロポーズだな。幸せになったカップルがいるってことか』


彼も花言葉を知っているようだが、そのカップルの当事者だとは言えず、「そうですね」と適当に相槌を打つ。


『どんな人だった?』

「背が高くてスーツがよく似合う、エリートっていう感じの方でした」


なんて、本音をちょっと混ぜたけど、気づかれることもないだろう。


『クソッ。俺もスーツ着ようかな。毎日ジーンズじゃぁなあ』

「西田さんだって昨日のスラックス姿、素敵でしたよ?」


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