激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
ずっと近くにいた俺が気づくべきだったのに、加代に会ったことがない紬に指摘されるとは情けない。


「そうか……」

「加代さんは来てくれます。太一さんが加代さんのためを思ってしたんだと気づいているはずです。和解の機会を探っているんじゃないかなと。だって、太一さんの妹さんですよ?」

「どういう意味?」

「賢くて優しいに決まってます」


それ、遠回しに愛をささやかれているみたいだけど、わかっているのか?


「俺のことを、そう思ってるわけだ」


少しイジワルをすれば、彼女の大きな目がキョロッと動く。
図星のようだ。


「そう、です」


あきらめたように言い放つ彼女の耳が真っ赤になっているのに気づき、押し倒したい衝動に駆られる。

ヤバいな、俺。
紬がそばにいると触れたくて仕方ない。


「うれしいよ。俺も紬の優しいところが好きだから」
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